7月30日モバイルキッズフェスタ

子供達の笑顔こそが、復興の原動力。
そんな思いで、5月に開催した子供向けイベント「モバイルキッズフェスタ」。
評判は非常に良く、子供達はもちろん親御さんからも喜んで頂けました。
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スタッフが忍者に扮して、ゲームや体操で遊ぶこのイベント。
前回のイベント後にモバイルキックバックでお邪魔した際には、
子供達から「忍者達は今度いつ来るの?」という言葉もかけられました。
沢山の子供達の声に応えるため実現した第2弾。
今回も総勢28名のスタッフ&ボランティアが乗り込みました。
勿論、モバイル・キックバックカフェもオープン。
美味しいスィーツを楽しみながら、イベントに参加してもらいます。

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実は今回のメンバーには、中高生も何名か加わりました。
地元の若者達と、同世代ならではのふれあいが持てたと思います。
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そして今回は何と、第1弾の時に知り合った地元の中高生3名が、忍者スタッフとして参加協力してくれました。
一緒にイベントを作り上げることが出来たのは、本当に嬉しいことです。
そして、いきいきと働く彼女達の姿に、私たちスタッフは大いに元気をもらいました。
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(朝早くから合流し、忍者に扮装中。現地の中高生スタッフ)

会場は前回同様、広田地区の広田小学校と高田1中。
今年は一学期が始まるのが遅かったので、夏休みは(7月30日~8月17日)。
つまり、夏休み初日のキッズフェスタになりました。

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子供達の反応は前回以上に良く、1回目に来た子達が、本当に期待をもって来てくれました。
到着して、忍者を見るやいなや、めいっぱい手を振って駆け込んでくる子。
「ジャンケンが弱かったんだよね」とか、前回の出来事を詳細に覚えていて話しかけてくる子。
スタッフの名前まで覚えてくれていたり、中には抱きついて離れない子も。
前回のたった一度の出会いで、ここまで距離が縮まっていることに、スタッフ達も驚かされました。
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今回のお宝は文房具や運動系の玩具が中心。急遽呼びかけたにも関わらずたくさんのお宝が集まりました。中にはダンボール一箱分文房具を送って頂くなど熱い気持ちがたくさん届きました。皆さんのお気持ちはスタッフにも大きな励ましになりました。 
現地ではたくさん積み上げられたお宝をゲットしようと子供たちは一心に修行。嬉しそうにお目当てのお宝をゲットした子供たちの笑顔がとても印象的です。 
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広田の中学生達。
本当は部活があったのですが、朝雨が降ったので中止、しかし昼は晴れたのでこうして再会出来ました。
でも、雨が降らなくて部活があったら、高田まで会いにいくつもりだったそうです。
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時間が経つごとに徐々に集まりだした広田の子供達。
最後に皆で作った「じゃんけん列車」。
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一つの輪になって、忍者の「みぎぞう」が「また忍者学校やったら、来てくれるお友達~?」と言ったら、
5年生の女の子がしっかりと頷き「これが、楽しみなんだもん」と静かに、つぶやきました。
お互いに手を強く握り合い、イベントを締めくくりました。


沢山の子供達に見送られながら、忍者達を乗せたマイクロバスは高田へと向かいます。
何度か訪問しているスタッフは、変わりゆく海岸の風景に複雑な心境になり。
初めて参加した者は、テレビや新聞で伝わらない衝撃を、今もなお受けたようです。

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市内で最も大きな避難所の高田1中も、すっかり静かになってきました。
避難所から仮設住宅への移行が進む中、前回同様、音楽室を借りてのモバイルキッズフェスタ。
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元気に遊びまわる子ども達に、スタッフも元気をもらいました。
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写真合成を利用した「摩訶不思議写真」のコーナーでは、かわいいチビッコ忍者の出来上がり。
子ども達もテンションアップ!
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(広田小学校にて)
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写真は↑このように合成して仕上げてプレゼントします。


天国民のバンドメンバー、イッキ(ドラム)とナオヤ(サックス)も、重要なキャラクターとして登場。
アメリカツアー前に猛特訓中の太鼓を披露してくれました。
8月15日にいよいよ広田で天国民がライヴをやります。
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「誰か一緒に太鼓叩いてみない?」
イッキの誘いに何人かの子達がバチを握ります。
その本格的なバチさばきに「さすが太鼓の街」とイッキは感心していました(焦ってたかもしれませんよ)
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震災で親友を亡くしたという女の子が、スタッフに自分の体験を話してくれました。
当時小学一年生の彼女は、帰りの会をやっていたときに地震がきました。
「机の下にかくれて、揺れが収まってから避難した。
5年のお兄ちゃんとは、避難経路や別で、しばらく会うことができなかった。
そのあと、お兄ちゃんにあえて、お母さんもむかえにきてくれた」
避難所生活を経て、現在は仮説住宅にいますが、その間、インフルエンザになったり、とびひになったそうです。
通っていた高田小は一階が津波にやられましたが、今は、きれいにして校舎をつかっています。
「でも、転校する友達いっぱい」
彼女は、前回のプレゼントだったバッヂを帽子につけて、毎日学校へかぶって通っているそうです。
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たとえ離れていても、あるいは、同じ体験(被災)をしていなくても、心を通じ合わせることが出来るのだ。
帰りのバスをどこまでも自転車で追いかけてくれて、見えなくなるまで手を振ってくれた、小さな友達の姿に、大きく励まされた私たちでした。
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このページは、KickBackCafeが2011年8月 5日 07:38に書いたブログ記事です。

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