11/13(火)モバイルKICK BACK CAFE in 真備  

真備町服部地区町づくり推進協議会よりご依頼を受け、キックバックカフェは豪雨被害のあった真備町に赴いた。
出張 カフェである。
現地で毎日ボランティア活動を展開する一般社団法人TSUNAGARIを通じて、お話をいただいた。




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会場は被災した個人宅であり板金工場の跡地。

氾濫した小田川のすぐ側に位置し、家屋の二階まで水位が達した場所である。

瓦礫は随分減ったが、家内はまだ泥だらけだ。













外には広いガレージのようなスペースがあり、支援物資なども置いてある。













そこでは定期的に炊き出しなどを行っていて、地域住民が集まる機会を設けている。
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朝、我々が到着すると、皆が歓迎してくれた。

ガスや電気も、現地の方々が手配してくれた。

仕込みは近所の公民館のキッチンを提供してくれた。

温かい人ばかりだ。














お昼ころになると、およそ100名を超える人々が続々と集まり、賑やかになった。

手挽きのスパイスで作ったポークカレー、淹れたてのコーヒーなどの温かいドリンクに手作りのクッキーを用意した。

どれも驚くほど喜んでいただいた。

普段インスタントばかりで、手作りの味が染みたそうだ。

持ってきた甲斐があった。



















賑やかな会場からちょっと離れた場所で、一人寂しくカレーを食べている方がいた。

見かけたスタッフが隣に座った。



















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その途端、堰を切ったように泣き出した。

しばらく話を聞いた。

豪雨があってから泣いたのは初めてだと言う。

緊迫した状況の中で、これまで泣くことも忘れていたのだろう。


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別の女性もまた、涙ながらに心の内側を話してくれた。

東京からきた我々だからこそ話してくれたのだと思う。

地元の人には話せないこともある。

我々が何かを語ったわけではない。

ただ、寄り添っただけだ。

少しでも肩の荷が下り、リラックスしてもらいたかった。


復興はまだまだこれから。

それでも現実を受け入れ、希望を捨てず、多くの人が集い助け合う姿がそこにあった。

災害自体は決して喜ばしいものではないが、その中で、人間本来の在り方を教えられたようだった。








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東京に戻った翌日。9.png

一本の電話がかかってきた。

出張カフェに来てくれたご婦人からだった。

コーヒーが美味しくて、嬉しさのあまり電話をかけてきてくれたのだ。

それを伝えようと、わざわざ電話番号を調べて。

その想いが嬉しかった。










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普段、我々は熱意をもって誰かに想いを伝えているだろうか。


そういうことを考えさせられた。



挽いた豆を現地に送ることにした。
















今回の出張カフェで、また一つ思ったことがある。12.png

我々は炊き出しに行くのでも、コーヒーを淹れに行くのでもない。

人に会いに行くのだ、と。



















皆様からいただいた寄付金12万3201円は、

一般社団法人TSUNAGARIを通じて、

現地のボランティアの必要のために使われます。

また、食材や機材などのご協力を頂いた

企業および団体の皆様に、

この場をお借りして御礼申し上げます。


(レポート:柳田曜兵)











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9/1ボランティア活動

岡山は雨。他の仲間も合流し、12名の参加。
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今日の現場は真備町の民家。
被災したままの状態で残っている箇所もあり、外の扉には「生きています」とマジックで書かれた生々しい 痕跡もあった。
家内に流れ込んだ土砂を掻き出し、泥壁を剥がし、洗浄して消毒する。まだまだ時間がかかりそうだ。
家主の想いが被災した家屋のそれぞれに向けられていることを想像すると、言葉にならない。そこに痛む心があるならば、ひとつひとつ丁寧に救われて欲しいとただただ祈るばかりである。
午後3時過ぎ、ひととおり作業を終えた
民家を後にしようと車に乗り込み、鍵を回すもエンジンがかからない。
バッテリーが上がった。

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困ったことにブースターケーブルがない。
やむなく歩いて回ると人気のある民家があり、
事情を話すと二つ返事でケーブルを貸してくれた。
「困った時はお互い様よ!ボランティア作業ありがとう!」
と笑顔で返され、逆に励まされてしまった。
ここに尊い精神を見た。


自分だけがよければいいという考えでなく、他者を助けようとする心に人間本来の在り方を垣間見た気がした。

現地には報道ではわからない現実がある。
まだまだ復興はこれからだ。
少しでも被災者の心に寄り添う支援ができればと、心から願う。


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Send LOVE Projectからは10名が現地入り。

それぞれ被災地でボランティア活動に従事。

                        
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うち数名は倉敷市役所へ。
市議の若林議員と面会。我々の活動について
熱心に話を聞いてくれた。


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そして生水哲男(おみずてつお)副市長へ
義援金を直接お渡しする。





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行政としての対応や今後の見通しなどを伺った。
これから物質的はもとより、精神的な支援が必要になってくるだろう。
行政とも支援の協力体制を敷いていこうと思う。










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庁舎を後にし、災害ボランティアセンターへ。

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ここは大学の体育館を借りて、ボランティアの受け入れを
展開している社会福祉協議会の拠点。ボランティア参加人数は延べ4万人を超えたとのこと。

しばらくして職員の方との打ち合わせ。
現地の状況は刻一刻と変化しており、住民らは精神的な苦痛は増していく。
人々が集まるコミュニティー、現地の方々が活躍できる場所が必要だ。
商いをしていた方も店を閉じ、場所だけが残っている。



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我々の出張カフェの出番だ。
人々が少しでも心の重荷を降ろせる場を提供する。それを現地の方々と一緒に作り上げる。
これをすぐに実現しなければならないと思った。










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センターを後にし、外を見上げると大きな虹が出ていた。
希望を捨ててはならない。
そう語られているようだった。

8/30(木)岡山へ向けて仙川KICK BACK CAFEを出発


朝は9:30に我々の所有する車に乗り込み出発。
新倉敷についたのは20:00。
現地で一泊する。

(スタッフ・柳田曜兵)

7/31(火)ボランティア拠点入り

Send LOVE Projectの一員であり、一般社団法人つながり岡山支部長を兼任するスタッフ・川崎健太のいる拠点へ。

ここには全国からボランティアが集まり、この日は20名強の方が集まっていた。
朝礼がはじまる。
Send LOVE  Project代表 ・石井希尚(通称マレ)の著書「明けない夜はない/Discover21社」 「超訳聖書 生きる知恵/Discover21社」および支援金の贈呈式。
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支援金は燃料費など、現地の必要のためにお使いいただきます。
その後、被災地の真備町へ赴き、民家の復旧を手伝う。


作業は昼まで手伝い、美観地区へ。
このあたりは全く被害が無いにもかかわらず、辺り一面閑散としている。
現地の商店も風評被害に頭を悩ませていた。
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美観地区を後にし、市内の社会福祉協議会の事務所へ。
職員の方とお会いすることができた。

各所からの問い合わせが相次ぎ、その対応に追われているとのこと。
今はとにかく土砂出しが最優先。
次に仮設、失業対策、メンタルのケア、と必要は日々変化していく。
その中で一緒に何か作り上げていくことができるかもしれない、とのこと。

現地の必要に沿って、我々が力になれることがあればと願うばかりだ。

7/30(月)岡山視察レポート


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(スタッフ・柳田曜兵)
7/30(月)岡山入り
台風が過ぎ去り、フェーン現象による猛暑。
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被害のあった真備町や矢掛町から山をはさんで隣に位置するK学校に到着。
HEAVENESEのドラムIKKIの同級生である、吹奏楽部顧問のS先生に会う。夏休みの学校は人気がなく外のグラウンドで野球部が熱心に練習をしている。階段でエアコンの効いた4Fの音楽室まで向かう。騒音級のセミの鳴き声。
部屋に入り話を伺うと、卒業生や職員の中にも被災者がいて、生徒もボランティアに行っているとのこと。
S先生自身も、いまだに信じられないといった様子。
先生のご厚意で、社会福祉協議会の職員の方をご紹介いただく。

学校を後にし、S先生の車に乗って、被災地の真備町を横断する。町の泥や土砂は、当初と比べ随分片付き、通行止めも解除されているが、道の脇には瓦礫の山。


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当然民家には誰もおらずゴーストタウン化。被災者はすでに隣町にアパートを借りて住んでいる人もいれば親戚の家に寝泊まりしている人、避難所にいる人も。

記録的な猛暑で豪雨後の3連休で60人以上が熱中症で死亡。
ボランティアはおよそ1000人が緊急搬送とのこと。




   










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暑さによる二次災害。そのような中で、現地のコンビニはいち早く復旧したようで、食料品も含め、通常通り営業している。
町全体に漂うドブのような匂いが鼻をつく。

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真備を横断し、地元の楽器店へ。
今後の協力体制をお約束いただいた。
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22日に行われた西日本豪雨被災地支援チャリティーに

沢山のご来場ありがとうございました。








参加して下さったミュージシャンの皆様ありがとうございました。

会場には176,216円の寄付金を頂きました。

1円も無駄にすることなく、岡山にて被災地支援ボランティアをしている

現場の活動の支援及び、真備町への義援金として確実に届けます!

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参加して下さったキックバックカフェゆかりのアーティストは以下のとおり。


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往年のフォークシンガー小出政則

小出正則プロフィール







                                

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 マルチタレント ユン・ハンシン 

ユンハンシン ブログ










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凄腕ギターリスト 佐藤誠

佐藤誠 オフィシャルウェブサイト

















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3人組クラシカルユニット

 











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Sources Sourcesオフィシャル ウェブサイト











そして、HEAVENESEも演奏いたしました。


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最後は、出演者全員で初めて「見あげてごらん夜の星を」を
しみじみと歌いました。



また、イベントを盛り上げるために、
山崎まさよしのPVにも出ちゃったキックバックが生んだご当地アイドル「じゃんけん兄さん」も頑張ってくれました。
じゃんけん兄さんは現在2代目。日曜午後にあばれてます。

5/10 炊き出しレポート

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5月10日火曜日、
熊本市立若葉小学校へ炊き出しに行って参りました。
雨模様の中、午後3時に現地に入り、5時半スタート。










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今回は、Send LOVE Project 熊本チームに加え、
水俣漁業組合、同食品組合と、力を合わせ
炊き出しをさせていただきました。












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さらに、センドプロジェクトに賛同し、
一緒に活動してくださっている方の個人的な友人...
なんと!あの『さかなくん』も活動に参加!













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センドラブプロジェクトからは
ヨーグルトムース390食
(デコポンとブルーベリーソース。もちろん手作り!)

そして、綿アメを200人分をお届けしました。









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子供達は
「今年は子供の日が無かった様な気がしていたけど
今日が子供の日んごたる(のようだ)!」と大喜び!

また大人の皆さんも
「市販のお菓子は食べていたが、
一カ月ぶりに美味しいデザートを食べれて うれしか~!」

と自然に笑顔がこぼれていました!






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Send Love Charity Live Vol.4 "House of Praise"


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5日4日に行われたSend Love Charity Live Vol.4
 "House of Praise"
多くのご来場ありがとうございました。
 





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音楽に続いて「古代ユダヤ賢人の言葉(Discover 21刊)」著者
Marre こと石井希尚によるバイブル講演。

知恵の言葉の宝庫である聖書。
でもわかりにくいし、とっつきにくい。
そんなバイブルを、カジュアルに読み解く、
エデュテーメント・ライヴ!





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今回は、平安時代末期の大歌人「西行」の詠んだ歌と
2000年前のユダヤ賢人「パウロ」の言葉を読み比べ、
日本人の心に迫る内容でした。







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熊本県出身 HEAVENESEメンバー 、オペラ歌手、龍 進一郎のFacebookより転載。


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チャリティーオペラコンサート

「ゆけ 我が思いよ 黄金の翼にのって 熊本へ」
@KICK BACK CAFE

おかげさまで大盛況のうち、幕となりました。
ご来場頂いたお客様、
また共演を快諾し全力で演奏した仲間達、
会場を提供してくださったKICK BACK CAFE
そして、災害支援活動『Send LOVE Project』に
心から感謝いたします!

熊本県民を勝手に代表して、篤く御礼を申し上げます。



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チャリティーというと、少し粛々とした雰囲気になりがちで、
  それでなくても、オペラは敷居が高い!?  

会場はそんな杞憂とは真逆。暖かく穏やかに、
むしろ熊本の初夏のように熱く、
演奏者も観客も一体となって音楽を楽しみました。

ステージでは熊本弁も炸裂!笑





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この日のクライマックス、、

囚われのイスラエル人達が、荒廃した故郷
エルサレムへの想いと祈りを吐露して歌う
「ゆけ 我が想いよ 黄金の翼にのって」では
熊本出身、そしてゆかりのある出演者の
熊本への想いがオーバーラップし
会場全体が、特別な感動に包まれました!





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元気な人間が 心から楽しんで時間を過ごし
それが支援につながる。そんな理想的な
チャリティーコンサートになりました!

この日寄せられた募金は143,150円。
即座に熊本で支援活動をしている
Send LOVE Projectのチームに届けます。