5月28日(土)モバイルキックバックカフェ

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~スタッフ・安烈レポート~

折しも近づいた台風の影響で、今回は初めて雨のモバイルキックバックカフェとなりました。
それにも関わらず、広田小学校の避難所前に、沢山の方々が列を作って集まってくれました。
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「また来たの!?」と子供達が声を掛けてくれる。
「この前忍者が来ただろ?俺達のその仲間だ」 
「ほんと!?今日忍者は?」
「今日はみんな忙しくってな。でもまた来るって言ってたよ」
「そっか~忍者は修行があるから忙しいんだな!」

すっかり顔なじみの皆様と言葉を交わしながら、あるいはお手伝い頂きながら、共にカフェタイムを過ごしました。
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今回も素敵な出会いがありました。
同じく広田小学校前で食事とライヴを提供していた岩手復興食堂のプロデューサーで、シンガーソングライターの松本哲也さんです。
3年前まで狛江に住んでいて、仙川の湯けむりの里にはよく通い、自分のPVを仙川で撮影したなど、仙川の話で盛り上がりました。
復興食堂は岩手県在住の異業種団体で、松本氏が旗をふり、大規模なキャラバンを編成、主に週末被災地を訪れ、食事・物資の提供、ミニライブの開催をしています。今度はぜひコラボレーションさせていただきたいですね!
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こちらは、スタッフ長谷川加奈のおじいさんとおばあさん。
毎回モバイルキックバックカフェに駆けつけて下さり、なんとスタッフにおにぎりを差し入れして下さるのです。
このおにぎりが本当に美味しいのです。
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広田の人々は皆元気でした。
電気と、飲み水としては仕えないが水道が通り、洗濯・風呂・トイレは使えて、以前と比べて格段に生活が楽になってます。

こちらは、避難所に出来たおじさんたちの憩いの場「スナック HIROSHI」
昼からは飲んでいないが、大体おじさんたちはここで過ごし、夜には酒を飲みます。
しかし、どんなに酒を飲んでも酔えない日が続いたそうです。
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広田半島からぐるりと周り、市内中心地の高田へ。
市内で最も大きい避難所高田第一中学校に行きました。
今回のモバイルキックバックカフェの目玉は、オリジナルチーズケーキ「Hi,Cheese,TAKATA」
スティック型なので手でもって食べられるし、「美味しい」と大好評でした。
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学校など大きな避難所と、公民館やお寺など地区ごとの小さな避難所もあります。
これらの小避難所は来るたびに人数が減っています、仮設住宅に入居、あるいは他地域で暮らす事を決めた方もいます。
そして、残られた方も大きな避難所に移り、近いうちに閉鎖となるそうです。
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IBCラジオ岩手放送のコーナーになった「明けない夜はない」も、多くの方に読まれています。
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最後に、新しく建てられた市役所庁舎に伺い、珈琲と「Hi,Cheese,TAKATA」を差し入れました。
市長ともお話をさせて頂き、形を変えながらも支援を継続し続ける気持ちを伝えさせていただきました。
こちらは、スタッフ長谷川加奈のお母様で市職員の長谷川さん。
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被害の生々しい爪痕はまだ残りながらも、仮設住宅建設など、少しずつ被災地の景色も変わりつつあります。
避難所を出てからの新しい生活、それを支える新しい街づくり、それを支援する私たち。
皆が一つの希望を持って進んでいく時、そう強く感じました。


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このページは、KickBackCafeが2011年5月30日 13:31に書いたブログ記事です。

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